自然の力。 人が作ろうとしても作れない景色。 人と自然の融合。 それが、廃墟の魅力だと、ここへ来てより実感する。

長年行って見たかった冬の松尾。 雪の様相は、２度と同じものをつくらない。 春、 少し遅い春が松尾にやってくる。 緑は寒い季節からようやく芽生え、新しい命と共に松尾を彩る。 夏、 一年のうちでもっとも緑が勢いずく季節。 自然が持つ様々な色を最大限に松尾を飾る。 秋、 短い季節。 しかし、その一瞬で一年のうちで一番素晴らしい彩をみせる。

同じ廃墟でも、一年を通し劇的な変化を遂げる。 環境が厳しいほどその魅力は大きく、見るものを圧倒させる。 今後も、四季折々の松尾を見続けていきたい。

２００９年冬、私の１つの夢がここに叶った。

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