そういえば門柱に「○○VHF」と書かれていた。
つまり、ここは超短波を扱う無線中継所である。
VHFとはVery High Frequencyの略で、超短波帯 (30MHz〜300MHz) の周波数の電波をいう。
超短波は電離層の反射を利用せず、見通し間の空間波による伝播方法。
空間波は減衰が大きく、またスポラディックE層(春から夏にかけて突発的に発生する電離層)などの自然現象により、イレギュラー的に遥か遠くの送信局の影響を受ける事もある。

この超短波は、航空無線や国際VHF船舶無線、、地上アナログテレビやFM放送、アマチュア無線
(50MHz帯、144MHz帯)などで利用される。
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