絶妙なバランスで保たれている建物に、人の歩く衝撃などが加わると、その建物は崩れ落ちる事がある。 もちろん、瓦礫の下敷きになり命を落とす事も充分に考えられる。 |
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豪雨、台風、地震などにより、弱った場所から徐々に腐食し崩壊する。 強風に乗って飛んできた木や石などが窓ガラスや壁に叩き付けられて傷つく。 そこから雨水などが浸入し床を腐食させる。 そして自重によって倒壊する。 倒壊した部分の周囲はそれに伴い連鎖的に倒壊し、最後は瓦礫の山になる。 この途中経過にあるのが崩壊系廃墟。 崩壊系廃墟は、末期的な状況にある事が多く、次に訪問したときはさらなる 倒壊に見舞われている事が多い。 そして、そんな廃墟は、ただ危険だという事以外は絶対的な魅力に欠ける。 (個人的には、崩壊系廃墟も好きなのだが…) |
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地下1層、地上2階建てのペンション。地下の入口は1階部分が崩れていて少しの隙間しか存在しない。もしその隙間が倒壊してしまったら、コンクリートの瓦礫の下敷きになっていたかもしれない。そんな恐怖があったのだが、地下にある食堂と大浴場が見たかった。 久々の崩壊系廃墟。 何度経験しても、この恐怖に慣れる事はないと実感したそんな廃墟だった。 |
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