設立にあたり

尾崎廣 氏
明治28年愛知県生まれ
13歳より登山を始め、その足跡は国内はもとより海外にも及ぶ
昭和15年、純正な登山を普及してその発展を願い、全国の登山団体に呼びかけて組織化を図る
昭和30年、全日本山岳連盟を結成 後に会長となり「社団法人日本山岳教会」に発展させた。

また、自然保護の為、国定公園化運動や大自然を道場に青少年育成と遭難防止の為にこの訓練所を設立した

登山における偉大な功績を残した尾崎氏は、昭和50年9月9日、享年七十九歳でこの世を去った。
1997年(平成9年)3月29日
多くの登山家を育て、守り、かけがえのない施設になったこの訓練所も、建物の老朽化により、惜しまれながらその31年の歴史に幕を閉じた。
日本の登山において、この施設の功績は大きい。
その施設は現在、別の場所に建てられ運営されている。
実際に、人里離れた山の中にあるこの施設は、現場により近い環境で教育できる施設であり、また、救助活動の要とも言える環境だ。
その様な場所が閉所され現在も山の中に残っているとは、少し複雑な想いもする。
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