1983年春、かいわれ大根大量生産を目的として(株)GR(略称)が温暖な気候と新鮮な大気に恵まれたこの場所に開設された農場。
「農薬に頼らず、澄んだ大気と温泉水で良い種から高品質な製品を作る」というポリシーのものとに整備された生産管理体制は、関係各方面から注目を集めていました。
納入会社とこの農場の取引が始まった頃は、年間300袋程度でしたが、最盛期には月に160袋までになった。
アメリカで十数年前に起こったバッタの異常発生、収穫時期の大雨による種の腐食、細菌の発生などによって悪条件が重くなった事もあった。
最大手のA・S社(略称)は、収穫した種が大雨に当たってほとんどが全滅し、残った物の品質も著しく低下した。
一方のU−E社は、「晴れた日に一斉収穫、間髪いれず陰干し」という担当のアメリカ人マイクさんと日本人のI橋さんの抜群の連係プレーのおかげで、大雨の被害は免れることができました。
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